株式投資 株で破産ってあるの?
こんにちは、公認会計士・村長です。
前回株式会社の特徴について書いてみました。
その特徴は「間接有限責任」で、株主は出資額のみの責任を負うということでした。
言い換えれば、「100円出資したら、100円がゼロになることはあってもマイナスになることはない」ということです。
それにもかかわらず、株で多額の借金を負った・破産したみたいなストーリーをよくテレビ・漫画等でみることがありますが、上述のとおり、最大損失額は出資額なのでそのようなことは基本的には起こりません。
では、どうしてそのようなケースがテレビ・漫画等で描かれているのか。。
実際、マイナスになってしまうケースはあります。
それは、「信用取引」を行うケースで生じることがあります。
信用取引とは、信用で取引をすること、言い換えると手元にお金がなくても金融機関が与えてくれる信用の範囲内で取引をすることです。
手元にお金がない状態で、株取引をすることになるので、手元にあるお金以上の損失が発生することがあります。
すると、金融機関は「あんたの信用口座で損失出てるので損失額を補てんしといてね。」ということになります。
該当する取引は株でいえば、信用売り・信用買いをする場合、株以外であれば先物取引、FX等が代表的なものでしょうか。
上記の場合、取引元本を超える損失が発生することがありますので、初心者であれば信用取引は行わないことです。
しかし、信用取引は現物取引に比べ相当使い勝手が良いので、腰を据えて株式投資に取り組みたい方であれば、将来的にはやる・やらないは別にして方法くらいはマスターしておく必要があると思います。